広島止めた!巨人開幕5連勝ならず 誠也&田中広&菊池涼アーチ競演 九里7回9K1失点
 
ice_screenshot_20200625-041340

<巨・広>初回2死一塁、左中間に先制2ランを放ち、ベンチの祝福を受ける鈴木誠

 ◇セ・リーグ 広島5―1巨人(2020年6月24日 東京D)

 広島が5―1で巨人に快勝し、連敗を2で止めた。12球団で唯一、開幕から無傷の4連勝を続けていた巨人は今季初黒星を喫している。

 広島は初回に主砲・鈴木誠が開幕から5戦で3発目となる2ランを左中間スタンド上段に叩き込んで先制すると、2回には昨年8月に右膝手術を受けた田中広が復帰後初となる1号2ラン。さらに、3回に20打席目にして今季初安打を放っていた菊池涼が5回の21打席目で左中間へ今季1号ソロを放って加点すると、先発右腕・九里は6回まで毎回の9三振を奪い、7回2安打1失点(自責0)の好投で完勝した。

 巨人は先発左腕・メルセデスが初回に鈴木誠、2回に田中広と2ラン2本を浴びて3回4失点降板。打線は広島先発・九里のチェンジアップに翻ろうされて9三振を喫し、3回に敵失で1点返しただけ。4点を追う7回には2死満塁の好機に代打・石川が中飛に終わった。


✩連敗の鬱憤をはらすような快勝。全得点がホームランだったが、三冠王を目指す主砲鈴木誠に加え、復活を目指す田中、開幕ノーヒットだった菊池に一発が出たのは嬉しい好材料。
 投げる方では、同期の大瀬良と先発の柱になってくれそうな好調九里が7回まで巨人打線を圧倒。失点はメヒアのエラーだし、ほぼ完璧だった。4点差あったが、9回を任されたスコットも、前回登板の不安を一蹴する好投を見せた。
 良いところづくめの試合の中で、タイムリーエラーと打撃不振のメヒアだけは心配。もともと2軍では三冠王だし、守りに目をつぶっての起用。何とか期待に応えて殻を破って欲しいものだ。
がんばれ! カープ

参考動画→【ハイライト】6/24 初回に4番鈴木誠也が先制アーチ。計3本のホームランで5得点の広島が勝利【巨人対広島】