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ベンチで浮かない表情の佐々岡真司監督

◆JERAセ・リーグ 広島3―7阪神(23日・マツダスタジアム)

 広島が、痛恨の1敗を喫した。先発・大瀬良大地投手が初回に4失点を許し、2回43球でKO。打線も、4回に松山竜平外野手が63日ぶり2号2ランを放つなど一時は2点差にまで詰め寄ったものの、序盤からの劣勢を跳ね返すことはできなかった。

 CS進出に望みをつなぐためにも、絶対に落とせない一戦だった。大瀬良だけでなく、リリーフ陣も踏ん張れなかった。3回から登板した遠藤淳志投手も、4回に高寺の適時二塁打で1失点。6回に登板した中崎も、先頭・原口に中越え二塁打を浴び、続く佐藤輝に右翼上段席の看板を直撃する特大の2ランを被弾。1死も取れずに2失点で降板した。

 CS進出に望みをつなぐどころか、逆に大きく後退する結果となった。阪神と同率4位となり、残り3試合でCS圏内の3位・巨人まで1・5ゲーム差に広がった。チームの借金は5となり、佐々岡真司監督の就任から3年連続となるシーズン負け越しも決まった。


☆実に情けない完敗。大瀬良が初回4失点で、2回KO。ファンからすれば、たまったもんじゃないが、今季の彼の状態では、「まさか」ではなく、「やっぱり」なのが悲しい。松山が1時2点差に詰め寄るツーランを打ったが、投げる方では、中崎も醜態を晒したし、3連覇に貢献したメンバーが通用しなくなってる現実を、見せ付けられる試合であった。

 巨人が沢山星を落としてくれるのを期待するだけで、CSは絶望的になった。残念だが、心穏やかな日々が送れそうである。いや、まだ可能性はそこそこあるんだよねえ。巨人次第では。
がんばれ! カープ