ice_screenshot_20220912-042740
3回途中で降板した遠藤淳志(中)

◆JERAセ・リーグ 広島0―7巨人(11日・マツダスタジアム)

 広島が、シーズン10試合を残して19年から4年連続となるV逸が確定した。巨人との今季最終戦に敗れて12勝13敗となり、同カードも2年ぶり負け越しとなった。

 勝負は、序盤であっけなく決した。先発の遠藤淳志投手が、初回から3イニング連続被弾で今季最短の3回途中5失点でKO。9日の敵地ヤクルト戦(神宮)は大瀬良が6回途中7失点、10日の同カードは野村が4回途中7失点と、終盤の大事な戦いの中で先発陣の崩壊が続く。リリーフ待機していた3番手・玉村も、6回に坂本の適時打で追加点。7日の中日戦(バンテリンD)でプロ初先発初勝利した4番手・森も、ウォーカーにこの日2本目の特大ソロを浴びた。

 前夜は38年ぶり球団タイ記録の1イニング12得点を含む20安打15得点と大暴れした打線も、鳴りを潜めて今季15度目の零封負け。3回は1死一、三塁の好機で得点を奪えず、4回は2死から満塁機を作ったが、最後は磯村が空振り三振に倒れた。序盤のビハインドが重くのしかかり、反撃の糸口を作れなかった。

 V逸の一方で、CS争いも一歩後退する形となった。3位・阪神とは再び1・5ゲーム差に広がり、振り向けば5位・巨人ともゲーム差なし。秋山がコンディション不良で離脱し、同様の理由で菊池涼も3試合連続でスタメンを外れた。マクブルームも極度の不振で4戦連続のスタメン落ちで、その4戦すべて代打で3打数無安打と苦しい。ただ、阪神とは直接対決がまだ4試合残されている。移動日を挟んで13日からの甲子園2連戦が、最後の正念場だ。


☆カープファンの願いも空しく、ビックリするくらい、何も良い所のない、ホーム最終の巨人戦だった。見事なまでの完敗で、情けないにも程がある。私は早々と見切りを付けて、テレビ中継を見なかった。正解。

 球場に足を運んだカープファンの皆さん、ご愁傷様でした。
がんばれ! カープ